カレーのおかずに天丼(仮)

寝るか食べるか書いてるか

風に吹かれ 肩ならべて

今日は関ジャニ∞ 横山裕さんの38歳のお誕生日です。

 

努力の才能があるひと、ゼロからイチをカタチにしながら士気を鼓舞することに秀でたひと、余白の魅せ方がうまいひと、そして何より「関ジャニ∞という概念」があるとしたら抽象化と概念化を繰り返しながらその輪郭を力強く色濃く描き続けてくれているひと。アイドルの倫理はみなさんそれぞれの内側に持っているものだと思うけれど、メンバー全員に共通する「大切なひとや大切なもののために目一杯の力を尽くすことを厭わず、いくつかある選択肢の中から一番困難な道を選ぶ姿勢」は、年上の3人が若い頃から率先して矢面に立って道筋を示してくれたからこそ関ジャニ∞の堅固な魅力となったと思っている。元来の長男気質を滲ませながらその道の先頭に立っていたのが横山くんだ。さらに、彼自身やグループとしての挫折や葛藤に幾度となく真正面から向き合いながら、口ではやいやい言いながらもそんな苦労を感じさせず過程も見せず、いつでも飄々としていて、凛とした美しい姿勢と表情で魅せてくれる。負けず嫌いという言葉でおさめてしまっては彼の魅力がこぼれ落ちてしまいそうなのだけれど、彼を表現する言葉を探し出したくなること、それこそが魅力なのかもしれない。

昨年、ジャニ勉の番協に参加することができ、あまりの近さに夢見心地だったのだけれど、そんな中でも横山くんのテレビの巧さが特に印象的だった。トークテーマから発展したエピソードをメンバーやゲストの方々が話し出しやすいように的確に誘導するさりげなさには舌を巻いた。「もうちょっとテレビやれって!」「これテレビやぞ!」「これ流していいん?」など横山くんは演者としての視点と視聴者としての視点を同時に意識した発言が多い。どちらの視点も織り交ぜて鮮度抜群の笑いに変えることができるのは、笑いに対する貪欲さ、引き際の見極め、観察眼、そしてテレビの希望を持ち続けているからこそだと思う。映える声質や意識して少し幼い発声をする手法は、テレビの世界でより磨かれたものなのかもしれない。横山くんの笑い声にはどうしたってつられてしまうし、その笑い声をこちらから浴びに行きたくなる。横山くんはテレビの希望そのものだなあと改めて感じた収録だった。(鉄腕DASHのコーナー冒頭からあまりにもナチュラルに登場できるところも横山くんのテレビの希望としての実力のひとつかなと思う)

ヨコちゃん、レンジャーに綴られていた伏線をこれ以上ないくらい素敵なお知らせで回収されましたね。ドラマも映画も舞台も自由自在な姿にふれ、昨年から今年にかけて後輩の目を通して知るヨコちゃんの姿があまりにも素敵で頼もしくてまぶしくて、ファンのひとりとしてとても誇らしいです。少し抜けてるところも愛おしいです。月一の連載を持たれてから、紡がれる言葉や綴られる言葉がより一層洗練されたように感じています。受け取る側の対象を限定しないやわらかさとほんのりあざといところにふれたくて、ついつい何度もレンジャーを読みに行ってしまいます。

4月15日の門出の日から繰り返し「すばるには負けられない」と言われていましたが、1年経った今、そのヨコちゃんの想いが少しだけわかったような気がしています。挫折と葛藤を経験され、これまで何度も決断し覚悟を決めてこられたと思います。わたしが勝手に呼んでいるヨコちゃんのとっておきの「ズッコケ男道」でまるちゃんと安田くんに腕を絡めてがなるように歌う迫力のある姿も、自分たちの曲に励まされたと教えてくれたことも、crystalのMVでサンプリングパッドを新たに使う姿も、「僕らは旅人」という歌詞に合わせて指で蛇行して進むように表現する姿も、これまでの関ジャニ∞を肯定しながら自分自身とグループの活動を日々更新して進んでいこうとする気概を感じています。あなたが何か新たにはじめようとする姿にふれるとわくわくして仕方がありません。季節に敏感でいてください。そして、あなたが思う関ジャニ∞を貫いてください。

 

38歳のお誕生日おめでとうございます!

 

いくつかあったタイトル候補からヒナちゃんの詠んだ句に呼応するようなフレーズを選びました。お2人ほど最強のシンメを知りません。お2人らしく年齢を重ねていってくださいね。サプライズがすきな横山くん、BBQで火つけたがり〜(CV:りょうちゃん)な横山くんのままでいてほしいな。