カレーのおかずに天丼(仮)

寝るか食べるか書いてるか

数え切れない景色を 僕ら描いて来たんだ

今日は関ジャニ∞ 大倉忠義さんの34歳のお誕生日です。

 

"新しい"未来に向かって                                                 出逢い 別れはいつも背中合わせ

 

昨年のベストヒット歌謡祭で披露された「ここに」の大倉くんのソロパート。"憧れた"未来を"新しい"未来と歌い換えたAメロが、華やかでふくよかな言葉を選ぶ大倉くんらしいなと思い、オンエアから半年ほど経った今でも印象深く耳の奥に残っている。無意識だったのかもしれないし、単純に歌い間違いだったのかもしれないけれど、未来を修飾する言葉として"新しい"が口をついて出たのは、現在進行形で憧れた未来にいて、光の中に立っている大倉くんだからこそだなと思う。憧れたその場所から見える目の前の景色はそれまでとは少し違っていて、彼の目に新鮮に映っているのかもしれない。

幼い頃からアイドルになることを夢見て、人並みならぬ努力を重ね、誰にもまねのできない軌跡を描きながらその夢を叶えた大倉くん。汗をかいて泥だらけになりながら、どれだけ壮絶で厳しい岐路に立たされてもアイドルとしての道を選び続け、誇り高く大切に歩み続けている姿はこれ以上ないほどに美しい。そして、自身の夢を追いかけるだけではなく、デビューを夢見て悩んだり迷ったりしながらたゆまぬ努力を重ねる後輩の背中をそっと支え、一緒に歩を進め、彼らの夢を信じて自身やグループが得たものを惜しげもなく手渡している姿も、新しい未来のひとつのカタチなのかなと思っている。ヨコちゃんのところでも書いたけれど、後輩の目を通して知る大倉くんの先輩としての姿やエピソードがとても新鮮で、可愛らしいところがあると思われているのが微笑ましいなと思う。

プレイヤーとして第一線で活躍しながら、先を走る先輩の姿を見て戦い続ける歓びと継続する難しさを汲み取ることができ、後輩の努力する姿にいつかの自身を重ね、あらゆる立場にたって思考を巡らせながら、得られた経験をグループや自身の価値観に還元することのできる、鋭い感覚を持ったひと。おおらかな笑い声とゆったりとした所作の内側では、その熱い感覚を持ち合わせていて、静かな炎を燃やしながら自身を奮い立たせることができるひと。自ら積極的に目標や展望は話さないけれど、ここぞという時と場所においては、誠実かつ理路整然とした言葉選びでまっすぐに伝えてくれるひと。近付きすぎず突き離すわけでもない絶妙な距離感を保ったまま、どこまでもこちら側の感覚や感性に寄り添ってくれて、そうかと思えば時にはぐらかすようにやわらかく線引きをするような言葉選びをするバランス感覚にはただただ感服してしまう。残りの人生に目を向け、取捨選択をし、誰かの意見と混同せず同調を求めず自身の価値観をわかりやすい言葉で伝えてくれるその姿は、同年代の社会人ファンのひとりとして憧れであり、誇らしくもあり、夢のバトンを次世代に継承していく過程にふれると、いつかくる限りをどうしても意識してしまってさみしくもある。

生放送で披露される機会の多かった「ここに」について、雑誌のインタビューやANNで「メンバーがみんな同じ気持ちで歌える楽曲はなかなかない」と話してくれた大倉くん。まっさらな白いシャツを纏い、見慣れた順番で横一列に並び躍動的に歌う彼らの姿に、純度の高いヒリヒリするような熱量と退路を絶つ覚悟を決めた先にある色気を感じてくらくらした。立ち止まりもしない、振り向きもしない、前しか向いていない。これほどまでに強くて美しくてまっすぐな覚悟を見たことがない。

大倉くん、あなたが話す「夢」がすきです。それは、あなたの夢が幾重にも重なって、その夢が叶っていく過程でもなお手綱を緩めず、安心せずに自身を鼓舞する姿を見てきたからです。年齢や環境を言い訳にするのはすきではないのだけれど、どうしても照れ臭くなったり妥協したりして心の奥にしまい込んでしまう言葉や想いを、大倉くんがいとも簡単に外へ連れ出してくれます。あなたの言葉にふれて、諦めかけていた夢をもう少しだけ追いかけてみようと思い返しています。(3/21のレンジャーをお守り代わりにして、仕事の合間にこっそり読んでいます)

あなたにとって関ジャニ∞は夢で、グループ活動をしていく上で大切にしていることをいくつか列挙された最後を夢で結んで、安田くんとの共作である関ジュくんへの提供曲は「My dreams」というタイトルでしたね。夢が叶った時には宝箱にしまって、時々は眺めていることを教えてくれてありがとう。たくさんの夢に囲まれているあなたの姿を観ていると、ひとつでも多くの夢を叶えてほしいなと思います。そして、目尻を下げながらくしゃっと笑ったり、大口を開けておおらかに笑ったり、上目遣いでいたずらっぽく笑ったり、子どものようにコロコロ笑ったりする姿をいつまでも観ていたいなというわがままな想いがついつい顔を出してしまいます。

これからも、聡明さと無邪気さを滲ませながら大倉くんにしか観ることのできない景色をたくさん描いていってくださいね。こちらこそ、わたしたちの前でどこまでも素直なままでいてくれてありがとう。光が見えなくなった時、光が見えるまで準備をする時間、心の休憩所になれていたらいいな。

 

34歳のお誕生日おめでとうございます!

 

各媒体へのコメントを任されることがぐんと増えましたね。令和の意味に従って生きていくという言葉に、名前の由来の通りに生きていくといつかのラジオで話されていた言葉が重なりました。素敵なお名前ですね。

 

追記(5/19)

見覚えのある屋上のうえで、ぎゅっと中央に寄ってアコースティックで歌い奏でられる「デイ・ドリーム・ビリーバー」があまりにも幸せそうで、穏やかな表情で視線が交わされていて涙が流れました。

「ずっと夢を見て 今も見てる」                                    大倉くん、関ジャニ∞そのものですね。